ナスカのカエル

ナスカの土器の一つから抜き出した意匠。オリジナルはもっとかわいらしく、オタマジャクシやアマツバメと共に描かれる。砂漠のナスカではカエルは、「水」すなわち「生命」の象徴だったかもしれない。ほぼオリジナルのまま。


発表時期 2007年12月

国  籍 ペルー

由  来 ナスカ

ナスカはBC 200~AD 600年ごろに、ペルー南部海岸の砂漠地帯(5 mmの雨が降れば豪雨扱い)で栄えた文化。地上絵が圧倒的に有名だが、土器や織物にも面白いものが多い。特に土器は、スリップ(泥醤)をかけた上に絵を付けて焼成する様式で、色彩豊かに不思議な図像で埋め尽くされた作品が目立つ。