ナスカのエビ

 

天野博物館の図案集より拝借。土器の絵柄らしい。ナスカのことだから、楽しく豊かな色づけがされているに違いない(図案集は白黒印刷だからわからない)。この図案を最初にトレスしたのは2013年だが、横長で缶バッジに合わせにくいデザインだったので「チャンカイ蟹」に取って代わられ、いままで日の目を見なかったのだった。沿岸部の文化だからか、ナスカやモチェの土器ではエビカニの図案をよく見るかも。甲殻類が人気なところに、オタクな香りを感じるかも(笑)。

発表時期 2017年11月

国  籍 ペルー

由  来 ナスカ

ナスカはBC 200~AD 600年ごろに、ペルー南部海岸の砂漠地帯(5 mmの雨が降れば豪雨扱い)で栄えた文化。地上絵が圧倒的に有名だが、土器や織物にも面白いものが多い。特に土器は、スリップ(泥醤)をかけた上に絵を付けて焼成する様式で、色彩豊かに不思議な図像で埋め尽くされた作品が目立つ。