パラカスの宇宙飛行士


山形大学の研究チームが2016〜2018年のあいだに発見・確定した地上絵のひとつ。ニンゲンが切り落とされた生首を持っている構図のようだ。横幅5メートルくらいの小さな地上絵で、紀元前100〜後100年ごろの制作らしい。


発表時期 2020年12月

国  籍 ペルー

由  来 パラカス 

ペルー南海岸のイカ川下流域からパラカス半島にかけて、紀元前800年(1400年とも)から前100年ごろに栄えた文化。灌漑など農耕技術の発展により作高が向上、アンデス高地とも交易を行った。そのため、海岸地帯ではあまり使われていなかった染色性の高い獣毛糸を利用するようになり、パラカスの織物は色彩に富んだものとなった。こうした染織の技巧やミイラ葬、地上絵などの文化的特徴は、その後のナスカ文化に引き継がれた。