2015年の干支(未)にちなんでデザインしたもの。中南米にはヒツジもいなかったので、これまた図案がなくねつ造である。一応、フリアス文化の黄金細工にあった動物(鹿?)を参考にしている。くるくるした部分とか脚や身体の曲線とか。最初は身体の曲線を前面に出していたため、かなりキモかった(旧バージョン**)。ヒツジに見えないということで、もこもこでくるんでやったら可愛くなった(完成形*)。
発表時期 2014年12月
国 籍 ペルー
由 来 フリアス風味
フリアスはペルーの北の外れにある谷。AD 200〜400 (600?)
年頃と推測される墓があり(1943〜1950年の間に盗掘された)、近くからは金のスラグも発見されている(黄金がこの場で精錬されたことを示す)。ヴィクス文化やモチェ文化の支配領域にあったにもかかわらず、副葬品のスタイルはそれよりも遥か北方にある現エクアドルや現コロンビアの文化、特にトリタ・トゥマコ文化との共通点が目立つ。これらの遺物はフリアススタイルと呼ばれ、ゴールドをビーズ状やワイヤー状に加工して装飾しているのが特徴だ。ペルーの他の文化圏ではこうしたスタイルはあまり見られない(大抵は板金加工とそれに対する彫金を基本としている)。