山形大学の研究チームが2016〜2018年のあいだに発見・確定した地上絵のひとつ。ニンゲンが切り落とされた生首を持っている構図のようだ。横幅5メートルくらいの小さな地上絵で、紀元前100〜後100年ごろの制作らしい。
発表時期 2020年11月
国 籍 ペルー
由 来 ナスカ
ナスカはBC 200~AD 600年ごろに、ペルー南部海岸の砂漠地帯(5 mmの雨が降れば豪雨扱い)で栄えた文化。地上絵が圧倒的に有名だが、土器や織物にも面白いものが多い。特に土器は、スリップ(泥醤)をかけた上に絵を付けて焼成する様式で、色彩豊かに不思議な図像で埋め尽くされた作品が目立つ。